「海と月とトラベラー」 について

そもそも、R描写に関しては少し特別な思いがありました。
一番最初にネット上で二次創作を発表した場で、賛否両論が巻き起こったからです。
性描写に対する許容度は表現の自由のバロメーターだということを、
このとき私は身をもって体験したのです。

その後、経緯を見守ってくれた人が紹介してくれた別の場は、全く違っていました。
R大好き! な人がほとんどで、ちょっと苦手という人も、書く自由と読む自由を大切にし、
懐深く受け入れてくれる人ばかりでした。

ここで私は、浮かんでくる官能の場面を伸び伸びと書く楽しさを知りました。
幸せなことです。

この作品の主人公は、ベトナムの海辺で出会う異国の男と女ですが、
もうひとつの主人公は、南アジアや太平洋の島々に共通の濃密な空気です。
熟れた果物の香りが漂うような、
からだにまとわりつくような重力を持った空気のなかで、開いていく官能・・・、
それを味わってもらえたら、嬉しいです。

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