「声」 について

これは、概要にも少し記したように、
溢れるように物語を書き続けている友人の『ポルノ』に刺激され、
するりと生まれたものです。

書きながら私は、この作品をひとつの実験とも捉えていました。
いったい自分はどこまで書くことが出来るのか、
それから、ずっと作品を発表してきた場の読み手が、どこまで受けいれてくれるのか、と。

最初の問いに対する答えは、実はよくわからないままです。
限界は、もちろん見えました。
ではここまでかと言うと、そんなことはわからないからです。
一方二番目の問いの答えは明快でした。
否定的なものは、少なくと私の耳には届きませんでした。
読み手の受け入れ能力を甘くみてはいけませんね。

もうひとつしみじみ感じたことは、『ポルノ』のむずかしさです。
この作品で私は、性の多様性とその表現の奥深さを、これまでよりさらに踏み込んで、
覗いたように思っています。

 

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