「ラ・マスケラ ― 仮面 ―」 について

街が、物語を生み出すことがあります。
印象的な風景と、そこに相応しい登場人物が浮かび上がれば、
知らぬうちに物語が動きはじめていく…、ことがあります。

思えばそのような街は、街そのものが、既に読むに値する物語なのでしょう。
ローマとフィレンツェを書いたあと、残るはヴェネツィアでした。

書き終えたあとも、ヴェネツィアの細い細い小路の先には、
まだまだたくさんの物語が潜んでいるような気がしてなりません。

連載と平行して、道に迷ったようでよくわからん… というような感想をよくいただきましたが、
はなからわかりやすいお話を書くつもりもなかった作者は、
それでもついて来てくれ! と願いながら発表を続けました。
だって、わかりやすいばかりが面白わけではないでしょう?
ヴェネツィアも、『そんな簡単にわかられてたまるものですか』と、
婉然と笑っているに違いありません。

もちろん作者のいたらなさは別にして。

ということで、どんな感想もありがたいです。

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